JR鳴門線の阿波大谷駅南側、第2大谷川畔（ほとり）の松浦氏宅の裏手に鎮座している。お松狸は昔、大谷川の氾濫でこの地に流れ着いたという。それをまつった松浦家では奇瑞（きずい）なことがうち続いた。古井戸でみそぎをし、精魂を清めていたお松の姿を、付近の古老たちはよく見かけたという。

御利益

・学問の大明神　・諸願　・入試

MAP　お松大明神まつだいみょうじん

鳴門市大麻町松村字吉井
松浦氏宅の裏

大麻町大谷の大谷川新橋右岸に鎮座している。毎晩、赤いでんちゅうを着た子供になって出てきて、道行く人に「おんぶして」とせがみ、おんぶすると背中でキャーキャーと喜んだという。可愛らしい狸である。

御利益

・交通　・子供の守護

MAP　赤あかでんちゅう大明神だいみょうじん

鳴門市大麻町大谷
陶業会館駐車場横

昔この地に郡屋武八郎という豪農がいて、霊山寺の多宝塔建立のため郡屋のケヤキを伐採した。その後毎晩火事が起こり、人々は疲れ果てた。武八郎はこれは狸の仕業であろうと考え、祠を建ててまつったところ、火事は起こらなくなったという。祠のせんだんの大木は当時を物語るようにそびえている。

MAP　郡屋敷大明神こおりやしきだいみょうじん

鳴門市大麻町萩原
郡ストアー裏